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テクノスコープは、ヤマハ注1と次世代音楽通信技術(mLAN)を推進します (2002.03.27)


テクノスコープはヤマハから「mLAN」(エムラン)注2技術の他社への導入サポートに関するライセンス供与を受け、国内の電子楽器及び電子機器メーカーに対して本技術を実装する新製品の開発・設計・試作サービスを積極的に推進します。

「mLAN」は、ヤマハが提唱する電子楽器、音響機器、パソコンなどをケーブル一本で簡単に接続できる新しいデジタルネットワーク技術で、音楽演奏、音楽制作現場及びホームシアター等での接続を容易にし、高機能なシステム構築を可能にするものです。(シンセサイザーやデジタルミキサーなどの電子楽器・機器、プロ・オーディオ機器、さらにパソコン等を簡単にネットワーク化可能)

『mLAN』は、「IEEE1394」注3規格上でオーディオデータ(音声)とMIDI注5データを取り扱うための仕様で、200チャンネル注4以上の高品質デジタルオーディオデータの転送、数百本以上のMIDI ケーブルに相当する音楽データ転送などを、「IEEE1394 」対応ケーブルを接続するだけの“プラグ&プレイ”で実現可能にします。従来、放射状の接続が必要だったAV アンプと各種機器(CD 、MD 、チューナー等)の間が、1本のケーブルの順次接続(アンプ→CD →MD→チューナー)でも可能になり、マルチメディアパソコン、AV 機器、電子楽器によるネットワーク構築を容易にします。

ヤマハは同仕様の改良と標準化作業を「1394 TA(Trade Association)」参加企業とともに進め、1997 年6月にヤマハの提案する「オーディオと音楽情報の伝送プロトコル(Audio and Music Data Transmission Protocol Ver. 1.0)」が規格化されました。(参加企業:アップルコンピュータ、マイクロソフト、シャープ、ソニー、東芝、パイオニア、日本ビクター、松下電器、ローランド等)

「IEEE1394」は、米国アップル・コンピュータ社が発表した「FireWire(ファイアワイア)」に基づく業界標準規格で、コンピュータ機器と民生・業務用機器(ビデオカメラ、オーディオ機器、電子楽器等)、または民生・業務用機器同士を相互接続し、低コストで高速なデジタルインターフェースを実現するものとして開発され、現在はパソコンやデジタルビデオカメラ、CD- RW ドライブなどに標準的に搭載されています。

テクノスコープはApple Computer 社が1988年から開発している「FireWire/IEEE1394」に注目し、約6 年前より調査、開発を行って来ました。その間、1394搭載のデジタルビデオカメラ等を大手電気メーカー向けに数多くの開発協力を行った実績があり、「IEEE1394 」を用いた映像関連技術に於いては国内に於いて最も高い水準と思われます。

一方ヤマハは、高度な技術を世界標準とし、『mLAN 』を普及させる為に業界各社に無償の特許ライセンスを一昨年より展開してきましたが、高度な通信技術を必要とする『mLAN 』技術を各社の製品に実装してもらう為には、多くのサポート体制をヤマハ側で準備する必要があり、この問題が本技術普及の妨げとなっていました。

上記のように「IEEE1394」技術に関して多くの実績を持つテクノスコープに顧客サポートを委託する事によって、業界各社の『mLAN 』対応機器の開発が一挙に加速するものと期待され、両者の思惑が一致しました。

テクノスコープはヤマハによって開発された日本発の次世代音楽ネットワーク技術が、名実共に世界標準になるべく、『mLAN 』普及の為に本事業に於いて開発・設計・試作サービスを積極的に推進します。

【mLAN参考サイト】 【注】

    注1 ヤマハ株式会社(東証一部)

    注2 mLAN=music LAN(Local Area Network)

    注3 IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers :米国電気電子技術者協会)が標準化した、コンピュータ機器と家電機器(オーディオ機器、ビデオ機器)や電子楽器等、または家電機器や電子楽器同士を相互接続し、低コストで高速なデジタルネットワークを実現する業界標準規格。1995 年にIEEE によって正式に規格の内容が決定した。

    注4 モノラル:24bit /44.1kHz サンプリングの場合

    注5 MIDI (Musical Instruments Digital Interface )シンセサイザーなど音源を持つ電子楽器を外部からコントロールするための国際標準規格。MIDI データはMIDI 規格に基づいた演奏情報(楽曲)のデータで、スタンダードMIDI ファイルに対応した楽器、音楽ソフトであれば、プラットホームに関わらず、同じ演奏が可能


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